上越線あれこれ上越線で活躍した旧型電機>EF57
EF57形電気機関車
概要
 昭和15年に誕生した旅客用直流機関車で計15両製造された。EF56形機の後継という位置付けで製造され、主電動機の出力がアップされた。初号機の1号機はパンタグラフが中央に寄っているEF56形機と同じような外観で登場したが、2号機以降はパンタグラフの位置が両エンドぎりぎりの所に設置される形となった。このため、外観的に押し出し感の強い姿となり人気を博した。

 新製当時は東海道本線の優等列車の牽引に充てられたが、EF58形機が進出してくるに連れて上越線・東北本線へと活躍の場を移した。上越線関連では、昭和31年の10・11月に高崎第二機関区へ8両が転入。さらに、詳しい時期は不明だが長岡第二機関区にも6両が転入している。なお、両区に転入したEF57は当時電化が完了していた上野~長岡間を中心に運用が組まれ、上越線の優等列車の牽引にあたった。しかし、信越本線・長岡~新潟間の電化完了を待たず、増備され続けるEF58形機に置き換えられる格好で上越線を去ってしまう。晩年は東北本線に集結し急行「八甲田」などを牽引していたが、皮肉な事に、ここでも転入してきたEF58に働く場を追われ、昭和53年に全機廃車となったしまった。

 どこに行っても、後から転入してくる弟分のEF58に働き場所を奪われ続けるという、なんとも悲運な機関車であった。
機関車の諸元
車軸配置 運転整備
重量
(t)
最大長
(mm)
最大幅
(mm)
パンタグラフ
折畳高さ
(mm)
2C+C2 110.82 19,920 2,810 4,091
1時間
定格出力
(kW)
歯数比 主電動機
形式
最大
運転速度
(km/h)
製造両数
1,600 2.63 MT38 95 15

ED16 EF10 EF11 EF12 EF13 EF15 EF16
EF50
EF51 EF53 EF55 EF56 EF57 EF58

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